「技能試験当日は時間が足りない!」っと、あせってしまいそう……
試験当日に困らない対策ってあるの?
- 試験の時間配分を決めておく
- 問題用紙と材料が配布されたときにできること
- 周りのスピード感を気にしない
- 作業スペースを確保しながら施工作業をする
- 何としてでも最後まで完成させる
- 季節的な作業環境を考えておこう
こんにちは。
この記事を書いている かとひで です。
私はこんなひと。
- 1975年生まれ、高卒
- 第二種電気工事士に一発合格
- 電気機械メーカーに携わること15年
第二種電気工事士の技能試験当日は、独特の空気感があり、実技系の試験を始めて受ける私はソワソワしていました。
なんとか一発合格することができたのですが、次の2つのことに動揺して、平常心ではなかったことを覚えています。
- 周りの作業の速さ
- 制限時間ギリギリ
本記事は、こんな人に読んでもらいたい内容になっています。
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第二種電気工事士【技能試験の時間が足りない】と困らないための対策
試験開始直後、私が複線図を書こうとしていたら、隣や前後から聞こえる電線をカットする音に戸惑いを隠せませんでした。
輪づくりに苦戦してしまって手直しをした結果、ムダに時間を使ってしまい、見直す時間もなく終わってしまいました。
本記事ではこのような私の経験談を基に、試験当日に困らずに練習通りの施工ができるように、記事を書いています。
◎試験当日に困らないための対策
- 試験の時間配分を決めておく
- 問題用紙と材料が配布されたときにできること
- 周りのスピード感を気にしない
- 作業スペースを確保しながら施工作業をする
- 何としてでも最後まで完成させる
- 季節的な作業環境を考えておこう
試験の時間配分を決めておく
技能試験の試験本番は、時間配分をおおよそ決めておくようにしておきましょう。
なぜなら、施工作業を型にハメておくと、試験本番でも練習の時の力をすべて発揮しやすいからです。
たとえば、技能試験の作業項目に対しての時間配分の私の例としては以下になります。
作業項目 | 時間配分(分) |
---|---|
施工条件の確認 | 2 |
複線図の作成 | 5 |
電線の寸法確認、切断 | 10 |
被覆はがし、器具の結線 | 10 |
電線の圧着 | 10 |
最終の見直し | 3 |
合計 | 40 |
40分間での時間配分を大体決めておくと、リズムがつまみやすく、緊張せずに練習どおりの力が発揮できるでしょう。
問題用紙と材料が配布されたときにできること
材料と問題用紙を配られて、内容物を確認する時間に、読み取れる情報は見ておきましょう。
なぜなら、40分間という限られた時間の中では、スタートダッシュはとても大事だからです。
私が技能試験を受けたときには、以下のようなことをやっていました。
- 裏にしている問題用紙から候補問題がわかる
- 複線図を頭に描いていた
- 材料確認中に施工のイメージをしていた
何度か候補問題を周回させていれば、どの候補問題かがわかると思います。
時間との戦いなので、試験開始からすぐに取り掛かれるように、得られる情報から読み取りましょう。
指定された席に置いてある「試験開始前までにお読みください」という用紙に下記のような時間割の記載があります。
受験者のみなさまへ
- 受験上の注意点について説明 10:50
- 入室禁止時刻 10:55
- 材料確認時間 11:18~11:28(10分間)
- 試験開始 11:30
- 試験終了 12:10
この「材料確認時間」に、問題用紙と材料が配られるので、試験前にある程度の情報は読み取れると思います。
周りのスピード感を気にしない
技能試験当日は、周りのスピード感を気にしないようにしておきましょう。
なぜなら、周りのことをあまり気にし過ぎると、あせってしまいあなたのペースが乱れてしまうからです。
たとえば、すぐに施工作業を開始できるのは、下記のような人たちです。
- 普段から現場で作業している人
- 複線図を書かない人
- 受験が二回目以上の人
私も技能試験を受けた時に、隣の人がとても作業が早い人だったので、あせってしまった経験があります。
日頃の練習の成果を試験本番で出せば、必ずうまくいきますので、マイペースでいきましょう。
作業スペースを確保しながら施工作業をする
試験当日は、作業スペースを確保するために、整理しながら施工作業をするように心がけましょう。
なぜなら、技能試験の作業をするスペースは、とても狭い場所が多いからです。
あまりにも作業する机が狭いと感じたので、私が実際に試験中に行ったことは下記になります。
- 材料が入っていた箱や小袋を床に置いた
- 切断した電線は床にある箱の上に入れた
- はがした被覆やカットした心線を小袋にまとめた
作業スペースを確保するために、必要がなくなったものを床にどんどん置いていくのは、良い方法だと思います。
時間との闘いでもある技能試験では、数分でも惜しいので、整理しながら作業をするようにしましょう。
何としてでも最後まで完成させる
第二種電気工事士の技能試験は、何としてでも最後まで完成させるようにしてください。
なぜなら、未完成だと問答無用で不合格になってしまうからです。
私の会社で不合格だったのは、たいてい最後まで完成できなかったという人でした。
少々完成形が乱れていたり、欠陥かもしれないと疑わしい箇所があっても、未完成よりは望みはあります。
ですので、40分間という制限された時間内に、少し雑であっても必ず最後まで完成させることを心がけてください。
季節的な作業環境を考えておこう
試験会場での季節的な作業環境を考慮しておきましょう。
なぜなら、技能試験は、上期は真夏・下期は真冬に行われるからです。
たとえば、真夏の上期には汗拭きタオルや、エアコンが効き過ぎた場合の薄手の上着がいるでしょう。
真冬の下期では、手が寒さで動かなくならないように、カイロは必需品です。
使わなくても持参しておいて、すぐに使用できるようにしておけば、もしもの時の備えになります。
まとめ【技能試験の時間が足りない】と困らないための対策
第二種電気工事士の技能試験は、40分間という時間制限があり、作業をする実技試験です。
いざ試験が始まると、周りのスピードに圧倒されて、緊張で手が思うように動かないと言う人も多いです。
本記事は、下記のような人におすすめの内容になっていますので、「当てはまるかも?」っという人はご覧ください。
- 作業をする実技試験は初めての人
- 技能試験を初めて受ける人
- 完成時間がいつもギリギリな人
- 緊張しがちな人
- 練習が不十分で本番を迎えた人
- 試験の時間配分を決めておく
- 問題用紙と材料が配布されたときにできること
- 周りのスピード感を気にしない
- 作業スペースを確保しながら施工作業をする
- 何としてでも最後まで完成させる
- 季節的な作業環境を考えておこう
技能試験の練習をするときから試験本番を意識するのは、最短コースですし、とても大事なことです。
練習の初期の段階から練習のコツを取り入れたいと言う方は、こちらの記事を参考にしてください。
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