実技試験の作業台は狭いってホント?
作業スペースの確保ってどうすれば良いのか教えて!
こんな疑問にお答えします。
- 作業スペースの確保が必須な理由
- 作業スペースの確保で重要なこと
- ダンボール箱の置き場所
- 電線クズはどうすべきか
- 器具に接続した電線
- 電線の長さの測り方
- 工具の置き場所
- 工具入れの置く場所
こんにちは。
この記事を書いている かとひで です。
私はこんなひと。
- 1975年生まれ、高卒
- 第2種電気工事士を一発合格
- 電気機械メーカーに携わること15年
電気工事士の実技試験の作業スペースは、かなり狭いことはご存じでしょうか?
長机を作業台にしている会場では、電気工事士の実技試験をするにはタテ幅はとても狭いです。
作業台のスペースを上手に確保しないと、電線や工具を落とす恐れがあるぐらい。
本記事では電気工事士2種の実技試験の狭い作業台で、作業スペースを確保する方法を解説しています。
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合格するには作業スペースの確保が必須な理由
電気工事士2種の実技試験に合格するためには、作業スペース確保が必須になります。
なぜなら、実技試験の作業台はかなり狭いからです。
作業スペースを確保しなければいけない理由を下記に挙げています。
●作業スペースの確保が必須な理由
- 作業台が狭いから
- 長い電線をカットして作業するから
- 材料が入っていたダンボール箱がジャマだから
- 器具が入っている小袋が多いから
- 工具入れが場所を取るから
- 工具が材料に埋もれがち
- カットした電線がジャマだから
- 40分以内と試験時間制限があるから
- リングスリーブなどの小さな部品がなくなるから
- 電線や工具を落としてしまうから
作業スペースの確保で重要なこと
作業スペースの確保で重要なことを下記に挙げています。
●作業スペースの確保で重要なこと
- ダンボール箱の置き場所
- 電線クズの処理
- 器具に接続した電線
- 電線の長さの測り方
- 工具の置き場所
- 工具入れの置く場所
実技試験の練習から狭い作業台を想定しておくというのが最も効果的ではあります。
しかし、私の経験上、40分以内で施工を完了させる方に意識が優先していました。
ですので、狭い作業台の対処方法は、当日に考えて作業をすることになりがちです。
では、電気工事士2種の実技試験当日の作業スペースの確保は、どうすれば良いのかを解説していきます。
電線や器具が入っていたダンボール箱の置き場所
ダンボール箱のサイズはだいたい下記のとおり。
箱の辺 | 寸法(mm) |
---|---|
タテ | 約150~180 |
ヨコ | 約200~250 |
高さ | 約80~100 |
実技試験で使用する電線と器具は、ダンボール箱に収められて渡されます。
狭い作業台の上では、このダンボール箱がとてもジャマに感じ、どうすれば良いのか迷いました。
床に置いている人がいたので、私も真似をして床に置くことにしました。
中身を取り出したら必要ないので、床に置いてしまえば作業スペースが確保できます。
電線クズはどうすべきか
実技試験を進めていくうちに、カットした電線のクズが出てきます。
さて、どのように電線クズを集めながら、作業を進めていく方が良いのでしょうか。
ここでは3つの電線クズの処理方法を説明しています。
●電線クズの処理方法
- ダンボール箱を利用
- 作業台に袋を設置する
- 床に落とす
ダンボール箱を利用
電線や器具が入っていたダンボール箱を利用します。
電線クズ意外にも器具や、消耗品が入っていた小袋も入れていきましょう。
なぜなら、細かなゴミを無造作に置いておくと、作業の妨げになりかねません。
中身を取り出した空のダンボール箱を利用しない手はないです。
作業台に袋を設置する
作業台の端っこにゴミ袋を設置する方法があります。
持参してきたゴミ袋をテープで作業台に貼りつけて、その中にゴミを入れていきます。
ゴミ袋の設置は、それほど時間が掛かるものではありません。
ゴミ袋を準備できるなら、ダンボール箱を利用するよりもゴミを捨てやすいのでおすすめです。
床に落とす
堂々と電線クズを床に落として、作業スペース確保をする方法もあります。
本来ならしっかりと電線クズをまとめながら作業をするのがマナーだと思います。
しかし、実技試験なので、時間が足りなくなっては不合格になります。
作業のジャマになるなら、潔く床に落として、作業場を確保して集中すべきです。
実技試験に合格するために、できるだけ作業スペースを確保することが最優先事項になります。
器具に接続した電線はどこに置くか
器具とつなげた電線は、大きな作成物になるので場所を取ります。
作業台の奥側か、両サイドにいったん置くことをおすすめします。
なぜなら、手前に置くと次に電線と器具を繋げる作業がやりにくいからです。
たとえば、電線をカットしたり、器具に取り付けるさいに当たったりする可能性があります。
時間制限がある実技試験なので、できるだけストレスを減らす工夫も必要です。
作業の妨げにならない場所に、一旦移動させておきましょう。
電線の長さの測り方はどうすべきか
電線の寸法の測り方は、スケール(メジャー)を作業台に置いて測る方法が測りやすいです。
なぜなら、作業台が狭くスペースがないので。
私は5mほどもあるメジャーを使用していたので、電線とメジャーを空中に持ち上げて、測っていました。
とてもやりにくかったです。
測りやすい方法は、1mほどの小学校の家庭科で使用していた柔らかいスケールを置いて測ることです。
作業台の手前にスケールを置いて、電線をスケールに合わせる方法がやりやすいです。
たとえば、有名工具メーカーのホーザン(HOZAN)の工具セットなどがあります。
柔らかいスケールであれば、作業台の手前に置いておけます。
スケールに電線を合わせるだけで測れるのでおすすめです。
工具の置き場所は決めておく方が良いのか
作業で使用する工具は、置き場を決めておくと、作業がしやすくなります。
なぜなら実技試験の狭い作業台では、電線や器具・工具が所狭しと置かれて、ごった返すからです。
工具をあちこち置いていると、いざ使うときに探す手間が発生して、時間のロスになります。
ですので、工具は置く場所を決めていた方が探さなくて済み、時間短縮につながります。
私の場合、ドライバーが電線の下敷きになって、探すのに手間取ってしまいました。
工具入れの置く場所をどこにするか
工具入れの置き場を決めておくことは、大切なことです。
なぜなら、それなりに大きく、場所を取ってしまうからです。
たとえば、作業台が長机の場合は、隣の人にジャマにならないように、横に置くのがベストでしょう。
私が受けた試験会場では、二人掛けの長机だったので、隣の人と境界線を作るために工具入れを置いていました。
工具入れは大きいので、中身を全部作業台に置いている人もいましたよ。
まとめ 電気工事士2種【実技試験】狭い作業台で作業スペースを確保する方法
- 作業スペースの確保が必須な理由
- 作業スペースの確保で重要なこと
- ダンボール箱の置き場所
- 電線クズはどうすべきか
- 器具に接続した電線
- 電線の長さの測り方
- 工具の置き場所
- 工具入れの置く場所
作業スペースを確保しながら、施工を進めていかないと「40分以内で終わらないぞ!」と冷や汗が出たものです。
私は心の中で「なんて狭い場所で作業させるんや!」っと何度も叫んでいました。
狭い作業台の上には、電線や器具・工具でごった返しているので、まさにカオス状態。
器具や工具の置き場所を先に決めておいたり、必要のないものは端に置いたりと工夫が必要です。
実技試験に合格するためには、作業スペースの確保が必須と私は痛感して記事にしています。
●費用をできるだけ安くしたいと思う方は、こちらをどうぞ。
学科・技能試験テキスト、練習材料セット、工具セットについて解説しています。
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