衛生管理者の資格の活かし方を教えて
衛生管理者の資格取得のメリットは何?
転職活動で衛生管理者の活かし方ってありますか?
このような疑問にお答えします。
- どんな業種で重宝されているのか
- 衛生管理者の業務は大きく分けて3つ
- 資格手当支給、昇進昇格にも有利
- 転職活動で有利になる?!
- 衛生管理者試験の勉強方法について
こんにちは。
この記事を書いている かとひで です。
私はこんなひと。
- 1975年生まれ、高卒
- 第1種衛生管理者を一発合格
- 製造業で安全衛生に携わること15年
- 現役の衛生管理者
衛生管理者の試験をこれから受けられる方も、すでに衛生管理者として企業で働いている方もいるかもしれません。
衛生管理者の資格をどのように活かしていけば良いのか、また、企業で働く中でメリットはあるのか、転職する際には有利なのかを解説しています。
どの会社もベテランの定年退職や若手の他社への転職により、慢性的な人材不足はあなたも肌で感じていることでしょう。
労働環境を整え、従業員に気持ちよく働いてもらうことは、企業にとっても安定した労働力を確保するためにも急務です。
そこで、労働環境を主な業務としている、衛生管理者の出番ということになります。
50名以上の事業場には、必ず衛生管理者を配置しなければいけない理由の一つになっていると言えるでしょう。
衛生管理者の資格と経験の活かし方とは?どんなメリットがあるのか?
衛生管理者の資格や培ってきた経験は、どのような活かし方があるのでしょうか?
また、どんなメリットがあるのでしょうか?
●衛生管理者の資格取得による活かし方、メリット
- 重宝されている職場
- 選任時の企業内での重要な業務内容
- 資格手当、昇進昇格に有利
- 転職に有利
衛生管理者は衛生面についての業務が主になります。
安全第一の製造現場や物流センターなどにおいても、従業員が働きやすい労働環境を整える業務に携わる衛生管理者は、重宝されます。
また、会社の規定によりますが、資格手当があったり、昇進昇格に有利に働く場合も多々あります。
もし、今の会社が経営的に傾いたり、もっと条件の良い会社に転職しようと考えたときに、衛生管理者の資格と経験は転職活動に非常に有利になります。
どんな業種で重宝されているのか【衛生管理者の活かし方】
衛生管理者の資格と経験は、どのような業種で活かせることができるのでしょうか?
食品関係や建設業、物流センターなどの下記の業種で衛生管理者は重宝されています。
- 製造業
- 建設業
- 物流センター
なぜなら衛生面はもちろんのこと、安全面も重要な業務を遂行するためには、衛生管理者が主に携わる「社員の健康管理・職場の環境管理・快適な職場づくり」の3つは欠かせないからです。
衛生管理者は、安全面も重要視されている職場では、特に重宝される傾向にあります。
衛生管理者の仕事内容を下記で詳しく紹介していますので、ご参考にどうぞ。
【衛生管理者】仕事内容や役割は?試験概要、取得のメリットを紹介!
企業内での重要な業務内容【衛生管理者の活かし方】
衛生管理者は、世間では「社会的ニーズが高い」と言われています。
その理由として、事業場規模ごとに必要な衛生管理者の数が法律で定められているからです。
では、衛生管理者は、どういう業務を行なっているのでしょうか?
衛生管理者の業務は大きく分けて、下記の3つになります。
- 社員の健康を管理する
- 職場の環境を管理する
- 快適な職場をつくる
会社を存続するためには、「職場で働く従業員の健康管理」・「証明や温度管理などの職場環境改善」・「休憩場所の確保」など多岐にわたり管理が必要になります。
ですので、衛生管理者は企業において、とても重要な役割を担っています。
下記の記事で、「衛生管理者の試験概要から取得まで」を網羅していますので、ご参考までに。
【衛生管理者】仕事内容や役割は?試験概要、取得のメリットを紹介!
資格手当、昇進昇格に有利【衛生管理者の活かし方】
第一種衛生管理者に合格すれば、免許を所有しているだけで、資格手当を支給する会社も多いです。
企業内で選任されて、衛生管理者として業務を行なうことになれば、選任手当として資格手当の額が増えることがあります。
衛生管理者として事業場で活躍するようになれば、下記の業務内容も任されるようになります。
- 週に一度の工場内の巡視
- 月に一回開催される安全衛生委員会
- 全国安全週間に取り組む安全パトロール
- 年度末に開催する安全衛生マネジメントレビュー
衛生管理者の免許を所有して選任されている人が、主に行なう事業所内での業務になります。
衛生管理者は、事業場での衛生面全般を任される役割があります。
工場の事業場長や、各部署長との連携を伴いますので、会社の上層部の方と接することが増えます。
したがって、事業場での重要な役割を担うことになりますので、活躍次第では「昇進・昇格のチャンス」になります。
下記の記事で詳しく解説していますので、具体的な資格手当の金額などが知りたい方はご覧ください。
【衛生管理者】取得後の資格手当はいくら?昇進・昇格に影響するの?
転職活動で有利になる?!【衛生管理者の活かし方】
衛生管理者の資格は、転職する際に有利なのでしょうか?
結論から先に言うと、衛生管理者の資格と経験は、下記の理由で転職活動に有利になることが多いです。
- 実務経験者として、転職先で即戦力となって活躍できる
- 労働安全衛生法により、一定規模以上の事業場に設置の義務がある
- 幅広い業種、企業内の各部署で、安全衛生の知識は重宝される
- 資格取得にチャレンジする向上心を評価される
衛生管理者試験は、受験資格があり、実務経験を有していなければ試験を受けることができません。
衛生管理者免許の所有は、転職活動で応募するときの職務経歴書や面接時に経験を証明することを意味します。
いったん合格すれば更新手続きもいらず一生涯有効ですので、現在の会社を退職後もそのまま継続できます。
もし転職活動をするのであれば、転職先の企業からも一定の経験者だと認められ、他の人より優位に転職を進めることができます。
第一種衛生管理者の免許を所有しているのなら、全業種に通用しますので、衛生管理者免許の活かし方は広がります。
衛生管理者の資格取得と経験を活かした転職活動について下記の記事でくわしく書いていますので、興味がある方はご覧ください。
●衛生管理者の資格と経験を活かした転職記事
衛生管理者試験の勉強方法について
ここまで、衛生管理者の活かし方を説明してきました。
衛生管理者の資格試験を取得すれば、他の一般社員に差をつけることができます。
これから衛生管理者の試験を受ける方に、具体的にどう勉強すれば良いのかを記事にしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
衛生管理者試験を独学で学習しようという方には、衛生管理者はこれで決まり!?テキスト・過去問おすすめランキング!で自分に合ったテキストと過去問を探してみてください。
また、独学では自分は無理そうだと不安の方は、衛生管理者のおすすめ通信教育講座!一人では合格が不安という方は必見!で、通信教育講座をご検討してみてはどうでしょうか。
【まとめ】衛生管理者の活かし方
衛生管理者の資格をどのように活かしていけば良いのか、企業で働く中でメリットはあるのかを解説してきました。
- どんな業種で重宝されているのか
- 衛生管理者の業務は大きく分けて3つ
- 資格手当支給、昇進昇格にも有利
- 転職活動で有利になる?!
- 衛生管理者試験の勉強方法について
これから衛生管理者の資格取得を目指す方、すでに企業で衛生管理者として活躍している方に参考になればと思います。
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