衛生管理者試験の申し込みには、どんな書類が必要なの?
卒業証明書や証明写真はいるの?
申し込みに必要な準備って、なにがあるのかな…。
このような質問にお答えしていきます。
- 衛生管理者試験の申し込みに必要なものは何か?
- 2種類の提出書類について
- 4つの用意するもの
- 受験資格について
- 受験票の受取り
こんにちは。
この記事を書いている かとひで です。
私はこんなひと。
- 1975年生まれ、高卒
- 第1種衛生管理者を一発合格
- 製造業で安全衛生に携わること15年
- 現役の衛生管理者
衛生管理者試験の申し込みをしようとして、このように悩んでいる方はいませんか?
- どうやって調べるの?
- どこに書いているの?
- 何が必要なの?
本記事は、衛生管理者試験の申し込みに必要な書類や準備するものがいまいちわからない人向けに書いています。
しっかり解説していきますので、最後までじっくりと読んでみてください。
衛生管理者の申し込みの必要書類って何?【2枚の書類と4つの用意するもの】
衛生管理者などの国家資格は、「労働安全衛生法に基づく免許試験」というカテゴリーで分類されています。
公益財団法人 安全衛生技術試験協会で取り扱っています。
ただ、上記のHPはあまり読みやすいものではなく、スマホで確認する場合には文字が小さすぎて見にくいです。
ストレスなく、スムーズに受験の申し込みができるように、本記事ではできるだけわかりやすく説明しています。
2枚の必要書類
●2つの提出書類
- 免許試験受験申請書
- 事業者証明書
4つの用意するもの
●4つの用意するもの
- 試験手数料6,800円(税込)
- 証明写真1枚(30mm×24mm)
- 本人確認証明書(自動車免許証のコピーでも可)
- 大学もしくは、高校の卒業証明書・卒業証書など
申し込み後の学習方法について
申し込みが終わったら、勉強方法になりますが「最短で一発合格したい!」と、いう方へ。
ご自身の勉強スタイルを考慮して、今後の勉強方法を検討するとき、下記の記事を参考にしてみてください。
人気資格でテキストがたくさん出ているので、「どれを選んだら良いんだろう…」と、悩んでしまいますよね。
「一人では合格する気がしない」、「何から進めたら良いかわからない…」という方へおすすめは通信講座。
【2つの提出書類ってなに?】 『衛生管理者試験の申し込みの必要書類』
衛生管理者試験の提出資料は2つあります。
●2つの提出書類
- 免許試験受験申請書
- 事業者証明書
1.免許試験受験申請書
衛生管理者の試験を申し込むために、「免許試験受験申請書」をもらわないといけません。
免許試験受験申請書を得るには2通りの方法があります。
- 受験申請書取扱機関に取りに行く方法
- 協会本部又は受験を希望する各センターへ郵送で請求する方法
取扱機関一覧表から最寄りの労働基準協会へ行く方へ
- その場ですぐに免許試験受験申請書をもらいます
- 会社の代表として、複数の部数を請求しても、特に問題なく係りの人から手渡しでもらえます。
郵便を希望する方へ
- 受験する試験名を記載して、免許試験受験申請書を請求してください
- メモ書に必要部数を書いて、返信用郵送料金分の切手を貼った宛先明記の返信用封筒を同封し、当協会本部又は受験を希望する各センターのいずれかに申し込んでください。
※返信用封筒とは、「角型2号封筒 縦34cm、横24cmの大きさ」など
送料については、部数により料金が変動します。
部 数 | 1部 | 2部 | 3~4部 | 5~9部 |
郵送料 | 210円 | 250円 | 390円 | 580円 |
免許試験受験申請書の書き方と証明書類の添付方法を詳しく紹介している記事がありますので、「書き方がよくわからないなぁ…」という方は、参考にしてみてください。
2.事業者証明書
書類として記入するべきものがもう一つあり、「事業者証明書」です。
事業者証明書は、「免許試験受験申請書とその作り方」の冊子の中に含まれています。
事業者証明書のページのとなりに記入例もありますが、実務経験についてなど、よりわかりやすく説明している記事がありますので、事業者証明書の書き方、自分の労働衛生の実務経験についてをご覧ください。
- 受験者の氏名・生年月日・住所
- 労働衛生に従事した期間の記入
- 証明する年月日、事業場所在地、事業場名称、電話番号、事業場職名・氏名
- 職を表す印(社印や事業場印など)
【用意するものは4つ】『衛生管理者試験の申し込みの必要書類』
衛生管理者試験の必要書類として、用意するものは「4つ」あります。
順番に説明していきます。
●4つの用意するもの
- 試験手数料6,800円(税込)
- 証明写真1枚(30mm×24mm)
- 本人確認証明書(自動車免許証のコピーでも可)
- 大学もしくは、高校の卒業証明書・卒業証書など
1.試験手数料6,800円(税込)
衛生管理者試験を受ける際には、試験手数料として6,800円が必要になります。
支払いの方法は、受験申請書にある払込用紙を使用して、郵便局あるいは銀行で払い込んでください。
【注意!】所定の払込用紙以外を使用したり、郵便局や銀行のATMやネットでの支払いはできません!
※受験申請書をセンター窓口へ、直接持参する場合は、現金でお支払いいただくことができます。
2.証明写真1枚(30mm×24mm)
受験申請書を提出する際に証明写真が必要になります。受験申請書の写真票に貼付する写真については、注意事項がかなりあります。
●写真を撮影する際の注意事項
- サイズは30mm×24mm
- 申請前6か月以内に撮影されたもの
- 正面・脱帽・頭から胸元まで・背景なし
●写真を受験申請書に貼り付ける際の注意事項
- 写真の紛失等防止のため、写真の裏面に氏名と試験の種類を書く
- 写真の裏全面にノリ付けをする
◇その他に証明写真が不適切だと判断されて、受験申請書が受理されない場合があります。
●証明写真で不適切だと判断されるもの
- サングラスやヘアバンド等により顔の一部が隠れているもの
- 髪が目にかかっているもの
- 正面を向いていないもの
- ブレているもの、ボケているもの、不鮮明なもの
- 写真専用用紙以外の用紙に印刷したもの など
証明写真の注意事項について、その他にもたくさんありますので、詳しくは受験の注意事項をご覧ください。
なぜ、ここまで証明写真が重要視しているかというと、衛生管理者やそれ以外の免許試験において、替え玉受験防止を徹底しているからです。
ですので、試験開始後30分したあたりから、本人確認のために、受験票に貼り付けている写真と受験者の顔を確認する時間を設けられています。
証明写真が不鮮明だったり、サングラスなどで本人だと認識しにくい証明写真は、受理されない場合もあることを留意しておいてください。
証明写真を撮影する前には、注意事項をしっかり確認しておきましょう。
なお、証明写真については衛生管理者試験を合格した後の免許申請時にも必要になりますので、証明写真は合計2枚必要になります。
証明写真を撮りに行くのが面倒だという方には、自宅でスマホを使用して簡単で安く、近くのコンビニで印刷できるピクチャンというものもあります。
3.本人確認証明書(氏名、生年月日及び住所を確認できる書類)
衛生管理者の受験者の本人確認をするために証明書が必要です。
●本人確認に必要なもの
- 住民票または、住民票記載事項証明書
- 健康保険被保険者証の写し(表・裏)
- 自動車運転免許証の写し(表・裏) など
一番オーソドックスなのは、「自動車運転免許証」でしょう。
「氏名・生年月日・住所・顔写真」がすべてそろっており、あらゆる登録や証明書で重宝されています。
4.大学もしくは、高校の卒業証書・卒業証明書など
衛生管理者の試験を受けるにあたって、受験資格がある証拠として、最終学歴の卒業を証明するものが必要になります。
一般的なものは、大学や高校の卒業証明書か卒業証書です。
その他にも各教育機関の修了証書などがありますので、詳しく知りたい方は安全衛生技術試験協会の衛生管理者の受験資格のページをご覧ください。
卒業証書と卒業証明書の違い
- 卒業証書は再発行できません
- 小学校や中学校などの卒業式で名前を呼ばれて、壇上に上がって校長先生から手渡しでもらえる証書です。
授与されたときの一枚しか存在しません。
- 卒業証明書は、申請すればもらえる
- 問い合わせをして指示に従い申請すれば、卒業証明書をもらえます。
【受験資格について】 『衛生管理者試験の申し込みの必要書類』
衛生管理者の受験資格については、安全衛生技術試験協会HPの衛生管理者の受験資格から確認できます。
16種類もの項目に分かれて、受験資格と実務経験、添付資料の内容が記載されています。
ほとんどの受験資格には、前述の「卒業証書か、卒業証明書」などの学校を卒業した証明が必要です。
しかし、唯一、添付資料が「事業者証明書」だけで良いという受験資格があります。
その受験資格とは、「10年以上労働衛生の実務に従事した経験を有するもの」です。
社会人として、10年以上勤められている方で、10年間労働衛生に関わる仕事をされているのなら、充分な実務経験があると見なされ、大学や高校の卒業証明書はいりません。
私は製造業で15年間、安全・衛生に関わる仕事をしてきたので、受験するときには卒業証明書は必要ありませんでした。
詳しくは下の記事に書いていますので、ご参考までに。
【受験申請書を提出】 『衛生管理者試験の申し込みの必要書類』
●提出先
受験を希望する安全衛生技術センターに提出してください。
●提出方法および受付期間
①郵便(簡易書留)の場合
第1受験希望日の2か月前から14日前(消印有効)までに郵送してください。
②センター窓口へ持参の場合
第1受験希望日の2か月前からセンターの休業日を除く2日前までに持参してください。
受験申請書類の提出は、毎週試験があるから受験勉強にめどが立ってから、直前にしたらいいのかな?
試験日は毎週あるけど、受験できるのは2か月先になる場合もあります。
衛生管理者の試験は毎週ありますが、2か月先まで受験スケジュールが埋まっています。
ですので、2か月先のご自身の衛生管理者試験勉強の進捗状況を踏まえて、受験日を設定する必要があります。
有害業務など記憶しておかなければならない分野は、受験日を設定してから取り組むなど、勉強の順番を考える方が良いでしょう。
定員に達したときは受験日は第2希望日になりますので、早めに提出しましょう。
衛生管理者の試験日はすぐに満員になりますので、申し込み状況を確認しておこう!
※出張特別試験については提出先と受付期間が地区ごとに異なります。
出張特別試験については→公益財団法人 安全衛生技術試験協会 出張試験の日程
これまで衛生管理者の申し込み方法を解説してきましたが、申し込み後に取り組む試験科目や勉強の進め方に不安がある方は、ユーキャン通信講座の無料請求をしてみてはいかがでしょうか?
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仕事をしながらの資格勉強ですので、衛生管理者試験の全体像を把握して、時間を有効活用することは必須ですので、おススメです。
ちなみに、ユーキャンは電話勧誘は一切ありませんので、ご心配なく。
【学科試験受験票】の受取り 『衛生管理者の申し込みが完了』
提出した書類が問題なければ、「学科試験受験票」が後日届きます。
記載されている項目は、下記の内容になります。
●学科試験受験票の記載内容●
- 試験区分
- 試験日時
- 受験番号
- 氏名
- 生年月日
- 試験場
- 所在地
- 免除科目の有無
受験票を受け取ったら、必ず一度は、受験内容の確認しておいてください。
なお、受験日においては、第一希望が満員の場合は、第二希望になります。
その場合は、事前に試験会場のセンターから事前に電話連絡が入ります。
私は年度が変わるまでには試験を受けたいと、第一希望を3月末にしていました。
しかし、年度末の受験が殺到しており、第一希望では受験できず、新年度の4月の第二希望になりました。
なぜ、こんなことを言うかというと、私が受験した日は受験者の欠席が目立ちました。
試験当日は仕事が忙しいのか、調整ができなかったのか、空席が多かったです。
ですので、せっかく勉強を進めてきたので、受験できないのは非常にもったいないです。
衛生管理者は、実務経験が必要な試験ですので、仕事をしながら受験する場合がほとんどです。
仕事が忙しいのはしょうがないですが、仕事の調整も大事なことだと考えます。
仕事で忙しい方もご自身の勉強スタイルを考慮して、勉強方法を確立してください。
申し込み方法の確認と同時に、テキストや過去問題集選びはとても重要です。
人気資格なので参考書もたくさん出ていますので、「どれを選んだら良いんだろう・・・」と、悩んでいる方は「テキスト・過去問ランキング」をご覧ください。
「一人では合格する気がしない!」、「何から進めたら良いかわからない・・・」という方は、「おすすめ通信講座」をご覧いただき、参考にしてみてください。
無料の資料請求もありますので、まずは通信講座の内容を資料で確認してからでも良いでしょう。
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●センターで受験する場合
受験申請書の郵送後10日過ぎても受験票が届かないとき。
申請先のセンターに必ず受験第1希望とした日の2日前(休業日を除く)までに連絡してください。
●出張特別試験を受験する場合
出張特別試験案内に記載されている日までに受験票が届かないとき。
試験実施のセンターに必ず試験日の3日前(休業日を除く)までに連絡してください。
※出張特別試験の場合、受験票が届くのが遅いので注意してください。
【まとめ】衛生管理者試験の申し込みの必要書類って何?2枚の書類と準備4つ
衛生管理者試験の申し込みに必要なものを解説しました。
最後にもう一度、まとめておきます。
●2つの提出書類
- 免許試験受験申請書
- 事業者証明書
●4つの用意するもの
- 試験手数料6,800円(税込)
- 証明写真1枚(30mm×24mm)
- 本人確認証明書(自動車免許証のコピーでも可)
- 大学もしくは、高校の卒業証明書・卒業証書など
各種資格試験は、Web申し込みが主流になっていますが、衛生管理者試験に関しては、書類を郵送する形式です。
本記事では、衛生管理者試験の申し込みに必要なものをどこよりも詳しく解説しています。
少しでも無駄な時間を省いて、衛生管理者試験の勉強に専念できるように、他の記事も一緒に確認していただくことをおすすめします。
最後になりましたが、ご自身の勉強スタイルを考慮して、勉強方法を参考にしてみてください。
人気資格なので参考書もたくさん出ていますので、「どれを選んだら良いんだろう・・・」と、悩んでいる方は「テキスト・過去問ランキング」をご覧ください。
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